2003.4.13
    bP
三村 忠 in バンコク
 
 「サワッディーカップ」そうこれは「こんにちは・おはようございます・さよなら」などのあいさつをタイのことばで言ったものです。先生は,今タイのバンコクという町に住んでいます。そこのバンコク日本人学校という学校の先生になりました。日本の小学校をはなれて,みんなにあえないのはさみしいですが,こちらの学校でもしっかりがんばろうと思います。
 さて,みんなは1つ学年があがり新学期のスタートをきったばかりですね。もう友達はできましたか?クラスや先生になれましたか?もうなれたという人もいれば,ま   (先生のマンションの玄関)
だまだという人もいるでしょうね。今は,「よし!がんばるぞ!」と言う気持ちになっていることでしょう。この気持ちを忘れないでください。
 先生から,みんなにこの「サワッディーカップ」のたよりを出して,バンコクの様子やタイの生活や文化,バンコク日本人学校の友達のことなどについて伝えたいと思います。みなさん楽しみにしてください。




     タイという国を知っていますか?タイは
日本から飛行機で6時間ぐらいのところにあります。日本と同じアジアの仲間の国です。地図で調べてみてください。そのタイの国の首都になるバンコクは,とても大きな町です。高いビルが建ち並び,車もたくさん走っています。人は約500万人住んでいますから,岡山の約8倍ぐらいです。広さはもっと大きいです。町のあちこちに食べ物の屋台があり,とても安い値段で食べられます。道は大きな道や小さな道がいりくんでいて,迷子になります。道はでこ
ぼこで,少しきたないです。店がたくさんあり,ハッピータウンの3倍ほどの大きさの店もあります。とにかく,人と車と店がたくさんあるにぎやかな町です。みんなが見たらきっとびっくりするでしょう。また,くわしいことを教えますが今回はここまで。
 




 4月12日から14日まで,タイでももっとも大きなお祭りのソンクランがあります。お祭りといっても,どこかで踊ったり,みんなが集まってさわいだりというものとは違います。日本でいう正月で,家族が集まって,祝うものです。ですから,バンコクから田舎に帰る人が多く,バンコクの町は少し静かになります。このソンクランは,別名「水かけ祭り」ともいいます。ですから,町のあちこちで水をかけ合って,正月を祝います。え!寒くないの?と思うでしょうが,タイは今真夏です。タイという国は,1年中暑く,冬がありません。ですから,今はとても暑く,水をかけてもらってもぜんぜん寒くなく,むしろ気持ちがいいぐらいです。ぬれた服もすぐにかわいてしまいます。
 さて,水をかけ合うという祭りってどんなものなのでしょうか。それは,道の横にバケツに水をためて,道を走っているバイクや車・人に水をかけるのです。
子どもたちは,水鉄砲をもって水をかけるのです。中には,トラックの荷台に水を乗せ,水をかけながら走る人もいます。みんな水をかけるときには,大きな声を出して喜んでいます。水をかけられてもおこる人はいません。バイクに乗っている人は,わざわざスピードを落として水をかけてもらう人もいます。先生もマンションの下におりてみていると,近所でしていた人にさそわれて一緒にしました。先生も水をかけられ,ビショビショになりましたが,楽しかったです。先生の子どもも一緒になって,水鉄砲で水をかけていました。タイの人は,とても明るく気さくな人が多いようです。全く初めてでも,一緒になって楽しむことができました。みんなも,暑い日に水鉄砲で水をかけ合うと楽しいでしょ。それと同じです。でも日本じゃ知らない人に水をかけたらおこられますよね。

 タイの学校は,まだ春休み。ソクランの祭りが終わると学校が始まります。バンコク日本人学校は,18日からです。次の日19日が入学式。少しおそいスタートですが,その分夏休みが短いのです。さあ,もうすぐ新学期。先生もみんなに負けないようにがんばるぞ。エイ エイ オー!!